ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾作品、ナミヤ雑貨店の奇蹟を読みました。映像化もされていて話題作だったそう。世間に疎い僕でも、あれ？この話なんか記憶にあるという錯覚に陥りました。たぶん、映画の予告なんかで見聞きしてた記憶が少し残っていたようです。

東野圭吾というと、ミステリー作家の代表格といったイメージですが、この作品はそうではありません。

僕が知らないだけで、こういった作品も描かれているのかもしれませんね。

とにかく、もらった本の中からこの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を最初に手に取ってしまったのだから、現時点では他の作品と比べようがない。

のこりの十数冊を読み終えた時点で改めて振り返りたいと思います。

感想は、本当に面白かった。

改めて、小説って物語って、こんなに素晴らしいものだったと感動しました。

物語の時系列も物語の進め方も、伏線の回収の仕方も本当に素晴らしかった。

まさに奇蹟としか言いようのない物語。

物語の主役たちが、一本の線で結ぶ。というよりは一本の円というべきでしょうか。巡り巡って、全員がつながっている。

店主の雄二はどんな内容の相談にも、本気で考え、返事を出す。

最後の相談者からの手紙は、白紙でした。

それに対しての返事が最後のラストページなわけですが。

物語のもっていき方がうますぎて感動しました。

自信を持って人に勧められる作品だと思います。