ハコヅメ
- Yuda.1.Blord
- 2022年6月16日
- 読了時間: 4分
ハコヅメ。第一部完結。
お疲れ様でした。
密かに追い続けていた、大好きな漫画のひとつです。
自分の趣味の中で1番長く続いているのは漫画で、それなりに知識もあると自負しています。
マガポケというアプリで無料で読み、最近は無料期間が終了してからはポイント購入しながら第一部完結まで配信日に読了するという、唯一の作品でした。
めっきり、紙媒体で読むことも買うことも少なくなりました。
というか、買うのはホントにないかも。
これに関しては、主に収納問題と電子書籍の手軽さと、出先(キャンプ)でも読めるという利便性に尽きますね。
そんなハコヅメの第一部完結。
2部はいつやるのか?ホントにやるのか?
それについては、僕の見解は後ほど。
まずは作品について話したいと思います。
ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜
物語は交番勤務の新任警官、川合巡査が美人の巡査部長、藤聖子(yuda推し)とペアを組むところから。
実家があまり裕福でなく、安定収入を求めて公務員試験を受けて、たまたま受かったのが警察だっただけの理由で警察官になったのが主人公、川合。
もう辞めてやる!と辞表を握りしめながらも、藤部長との出会いから、徐々に警察職に慣れていき、成長していきます。
主にコメディーが中心で、実際にあるの?というような警察あるある?要素盛り沢山なところから、いや、ねーだろって言う完全なギャグセンスも高い。
しかし、作者が元警察官で10年勤めてきたということもあり、描写や内容はかなりリアル。
最初はギャグ漫画だと思って読み進めていた数ヶ月。
急にミステリー要素が出始めます。
えっ?じゃぁ1話から?
あのときのゾクッとした感覚。
ちょっと初めてだったかもしれません。
それから実は伏線だったという事実がどんどんと明かされていき、だんだんこれはなんの伏線だろうと、細かな描写にまで目がいくようになりました。
僕は漫画の考察は大好物であり、時間さえあれば漫画を読んで続きを考察して楽しんでます。
そんなハコヅメが終わってしまった。
と、同時に作者の泰三子さんのインタビューを同日、拝見しました。
漫画家として、今描かなきゃいけないという作品があるそうで。
これは純粋に頑張ってほしいし、絶対読むと思います。
そして、ハコヅメに帰ってくると。
僕は確信しています。
驚きました。
初連載なのはわかっていたけど、この方が警察を辞めて漫画家になった理由。
それは、警察官になる若い人達を増やすため。
警察という組織を良くするため。
もっと言えば、警察官という職に対して、世間一般が思っている印象よりも、もっとしょうもない人達がやってるよ。というリアルを漫画を通して広めることで、警察官に自分でもなれるかな?なりたいな、と思ってもらいたいと。
そして、警察という激務の中で過労死していった同僚を少しでも減らしたい。
その為に、漫画をほぼ読んだこともない、絵の描き方もよくわからないまま、警察官を辞めて漫画家になったというのです。
そして連載。休載なし。
ドラマ化。アニメ化という大ヒット作。
週刊連載で2ヶ月先まで先行して仕事をこなしていたそうです。
かなり計画性というか、線引きのできる方というか。ハッキリ言うと、漫画家らしくはない漫画家さんです。
おそらく次の作品。
何年やるかはわかりませんが、完結してハコヅメに帰ってくるまでの構想が既にあるはずです。
漫画家というのは、編集側から無理難題を突きつけられたり、締切に追われたり、なかなか自分の好きなように出来ない漫画家さんが多いのが普通ですが、警察官として激務をこなしてきた泰先生には、そのプレッシャーも新人漫画家のそれとは全く違いますね。
いい意味で素人なんですね。
一般の漫画家さんの苦労なんか、まるでわからないと思います。
強すぎる責任感、使命感があると感じました。
芯の真ん中は警察官であると思います。
ストーリーを、というより登場人物の設定を一人一人完璧に調書を取るようにこまーかく決めているそうです。
だからブレない。
だから、あれもこれも伏線として生きる作品の作り方ができるのかと。
ホント一部完結して、今すぐにでも続きが読みたいよ。
この漫画はフィクションではあるが、ファンタジーではない。
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