万引き家族
- Yuda.1.Blord
- 2019年9月19日
- 読了時間: 2分

まずは写真をご覧いただきたい。一見幸せそうな家族だが、この中の誰一人として血はつながってません。いや、少し複雑だが二人だけかな、血縁でつながっているのは。
コメディー映画のようなものだと思ってて、アマゾンのprime videoで観ました。
貧乏ながらに家族全員が生きるための術を持っていて、万引きは決していいことではないけど、生きるために必死で、それなりに幸せに生活しているように思えた。
物語がすすむにつれ、徐々にわかっていく登場人物たちの正体。この表向きは家族のように見える関係性。
複雑ではあるけど、みんな心でつながっている家族のように自分には感じた。
本当の家族ではない。終盤、それは明らかになっていくのだけど、本当の家族が一番の幸せというのはどうだろうか。親から虐待や育児放棄を受けている子供は、本当の血のつながり、家族だからという理由で一緒にいるのは幸せなことなのだろうか?
血のつながりだけじゃない。幸せってのはあると思う。
本当の家族のところに戻って当たり前の生活こそが幸せと考える人は多いし、事実現代社会においても、それは至極当然と思われている。
だが、中にはそれが苦痛で逃げたくて、でも頼れる人も力も自分にはないとしたら。
そんな自分に手を差し伸べてくれる人がいたとしたら?
社会的に「このほうが幸せである」という結末で物語は終わる。
だが俺はこの結末をハッピーエンドとは呼ばない。いい映画でした。
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